COPD慢性閉塞性肺疾患
概念
肺の構造が壊れることによって肺に酸素を十分に取り込めなくなった状態のこと。
肺気腫や慢性気管支炎を合わせてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ぶようになりました。
原因
主な原因は喫煙ですが、その他に化学薬品、バイオ燃料、植物性燃料や結核といった慢性感染症が原因となることもあります1)
検査
スパイロメトリーという検査を行います。
強く息を吹き込んでいただく必要がありますが、それ以外は負担のない検査です。
症状治療
治療の目的は
症状の緩和、肺機能を維持させる事、急激な悪化を予防する事であり薬剤を使用したからといって壊れた肺は元には戻りません。
よくある質問
Qタバコの本数はどれくらいでリスクになりますか?
1日20本の喫煙を20年以上でリスクになると言われています。2)
しかし、喫煙自体は肺を壊していることに他ならないため本数の問題でなくしっかりと禁煙する事が重要です。
文献
1) Lancet.2009 Aug29;374(9691)733-43
JAMA.1995Jan 25;2
2) 73(4)313-9